ドラゴンクエスト3 旅日記 第5話

豪華な船の旅

ドラクエ3 ポルトガ船
王様から船をもらい、よし、出発だー!と意気込んだ一行だったが、

乗船手続きが必要ですので、さしあたりこの用紙にご記入下さい。
と係員。

ん?いるの?オーナーだけど、一応、と返すが
決まりですから、とのこと。
ん~、決まりならしょうがないね。

指示通り、用紙に必要事項を記入、手続きを済ませると
乗船のご案内までもうしばらくお待ちください、、
と小一時間ほど待たされ、ようやく船に乗りこんだ。

船内はとても広く、そして豪華。
天井吹き抜けの解放感あるエントランス、クリスタルのピアノ、
ガラス張りのエレベータなど、予想以上にゴージャスだ。

今どきの船って、すごいもんだね~

などと、さも冷静に感心しているように見せて、
ちょっとしたリゾート感VIP感、などで内心ワクワク、
わたしはジワジワ上がるテンションを、必死で押さえていた。

すると不意に、乗船受付はあちらでございます、と背広。
まだ手続きあるのかよ~、とややめんどくさそうに、
実は上機嫌でインフォメーションへ。

ゆうしゃご一行様ですね、この度はご乗船誠にありがとうございます。
本日はセミスイートのお部屋をご用意致しております。

と、カードキーを渡され、食事の説明を受け、
船首側中央の部屋へ案内された。

王様のはからい、なのだろう。
窓の外にはなにやら設備があり、見晴しはいまいちだが
広さは十分、大きなベッドに、広いバスタブ、液晶テレビ、
家具なんかもこじゃれてて、ちょっとした感じだ。
さすがセミスイート。
と、普通なら思う。

・・・。

しかし、どうせもてなすのなら、スイートでは?
コショウですよ?聖なる、オーナーだし。
なぜに、セミ?中途半端に。。。
と、頭をよぎる。

そして案内のスタッフに、スイートって、、(空いてるんですか?)
と言いかけて止まった。

はい?
いや、なんでもないですよ、全然。大丈夫です。。

あぶないあぶない、よく止まった。ナイス、わたし。
なぜってこの質問、どっちみちダメだから。

①あっ、そ~、空いてるの~。
(ならなんでオーナー様のわたしを通さないんだよ?)

②あっ、空いてないの?。
(聖なるコショウのわたしを差し置いてスイートに泊めるたぁ、
 そいつらいったい、どんなコショウをお持ちなんだい?)

って思うから。そして言ってしまうから・・・。

そう。わたしは先刻、この旅を通じてもっと大人になる、と誓ったばかり。
セミ、とか、オーナー、とか、そんな小さいことを気にしちゃダメ。

わたしは深呼吸して、少し笑顔を作ると、
ありがとう、いい部屋だね。これでジュースでも飲んで?
と案内のスタッフに、20ゴールドほどチップを渡した。

20ゴールドって、円だといくら位になるんだろ?
ちゃんとジュース買えるかな?
薬草が1個8ゴールドでしょ、アリアハンの宿も一泊4名で8ゴールド
おなべのふたが50ゴールド、
ってゆ~ことは~、う~ん、ふたは結構いいやつだとして~。

・・・・・・。
まぁ、いいか?よく分からんし。
買えなかったら、ごめ~んね。

それから少し荷物の整理などして時間をつぶし、
バイキング形式のディナーを満喫、風呂に入る。
まだ寝るには早いのでゲームコーナーへ行き、
UFOキャッチャーがあったので、やった。
スライム辺りが景品ならピッタリなのだが、残念ながらリラックマだった。


取れなかった。。

くそっ。
辛いんだよ~。最近のヤツ。

相変わらず寝るにはまだ早いのだが、白いくまちゃんが
取れなくて、少しテンションが下がってしまった。
ちょっと横になることにしよう。

次の目的地テドンまでは、まだ2日ある。
船内は明日ゆっくり見ればいい。

わたしはふかふかのベッドに入ると、疲れのせいか
すぐ眠りにつき、夢を見た。
白いくまちゃんとたわむれる楽しい夢。

まさかこの後、地獄を見るとも知らずに。

つづく

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